アスコットタイとは、新郎・新婦の父親やご兄弟が着用する「モーニングコート」や
男性の昼の正礼装とされる「フロックコート」などを着用する際に合わせられるネクタイのことを指します。
フォーインハンドタイ以前より使われてきたアスコットタイは、
クラシカルなフォーマル感をスタイリングできる結び方のひとつです。
結んだ時にスカーフのように見える長く幅の広いネクタイのことを指し、
結んだ形が「蝉(せみ)」に似ているということから別名「蝉形ネクタイ」とも呼ばれています。
アスコットタイの名前は英国の競馬場アスコットにちなんだもの。
時の女王、アン王女の命により格式と由緒を誇る競馬が、
バークシャー州アスコットヒースの競馬場で始まりました。
ここに集う紳士達が好んでフロックコートの襟元に飾ったためアスコットタイという名称が使われるようになりました。
「アスコットタイ」を着用する際は、真ん中の部分を「スティックピン(長い針状のピン)」を用いて留めるようになっています。
また、シャツをウィングカラー・ネックウェアをアスコットタイにする事で、更にフォーマルになります。
平服を指定された場合など場合で、フォーマル感を少し削りたい場合にはアスコットタイを色ものに変えたり、結び下げのネクタイにすることでフォーマル感をダウンさせることができます。
元々アスコットタイは、スーツが3ピースで着られていた頃に生まれたものなので
スーツ、ベストと共に合わせるようにしましょう。
日本のウェディングにおいては主に、新郎・新婦の父親のモーニングでそのようなネクタイを使用することがあります。
結び方はまずアスコットタイの左端が上になるように、両端を重ね左の端を右下からアゴ側に通します。
次に通した方ではない端でループを作り、先ほど通した方の端を、ループの下から中へ通します。
最後に両端を引っ張ると結び目が出来るのでこれを広げて形を整え タイの両端を交差させ、
ふっくらなるように形を整えてからピンで止めます。
慣れていなければ、式場の美容師の人などにお願いし、しっかりと直してもらうと良いでしょう。
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