念珠授与(ねんじゅじょよ)とは、「仏前式」における儀式の一つで「仏前式」の儀式の中でも最も重要な儀式とされています。
仏前結婚式とは、宗派によって多少の違いがありますが、大筋としては、ご住職(※司婚者(しこんしゃ)と呼びます。)と、参列者一同が、ご本尊に結婚のことを奉告し、司婚者から終生仏教徒として守るべき事柄について、法話を受けます。
仏前のお荘厳の仏具類は特に入念に磨き、お掃除も充分に行ないます。
打敷を両尊前(りょうそんぜん)にかけます。
このとき打敷はおめでたい席にふさわしい松竹梅の模様などのある華やかなものを選びましょう。
お花は両尊前とも松一式、もしくは若松の真(しん)に色花を挿しまぜるとよりふさわしいでしょう。
「仏前式」の式次第にのっとり新郎・新婦は司婚者から仏さまの尊前に、供えられた念珠を賜ります。
念珠授与は奉書に包み小四方(こじほう)(白木に足がついている台)にのせて前卓の火舎香炉の左側に荘り置きます。
白いリボンのついた念珠が新郎用、赤いリボンのついた念珠は新婦要です。
まずは、新郎、その次に新婦へと受け渡されます。
司婚者より渡された念珠は、新郎・新婦共に両手で受け、左手の親指以外の四本の指にかけます。
このときに授与された念珠は「仏前式」の全ての儀式が、すべて終了するまで、ずっと持っていなければなりませんので注意しましょう。
次に、お互いに敬愛を誓いあう誓紙に著名をし、三三九度の杯を交わします。
「仏前式」はお寺の本堂で行なう場合が多いのですが御本尊を安置して公民館や、ご家庭の仏様の前でも挙式をすることが可能です。
結婚式といえば、神社や教会で行なうものと思われがちですが、そういう式とは、また異なり、寺院で結婚式が行われることは宗教的には深い意義をもちます。
それは仏前式においては結婚は、人間の生涯にとって、第二の誕生とも表現される最も厳粛な門出のひとつ、とされているからです。
※婚礼に関する慣習・しきたりは、九州・中国・四国・関西・東海・関東・東北・北海道など、それぞれのお住まいの地域やご出身地によって
大きく異なることもあります。
挙式当日の進行に関しては事前にご両家で綿密な計画をされることでトラブルや行き違いを防ぐことをお勧めしております。
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