◆結婚式・披露宴の演出、【水合わせの儀】とは◆
水合わせの儀とは、挙式における日本古来の伝統のある儀式の一つです。
挙式当日に、新郎・新婦のお互いの実家の水を汲んできて、ひとつの杯に注ぎ合わせたお水を飲む、というものです。
別々の水(環境)で育った新郎・新婦が、それぞれの家風の違いを乗り越えて一つとなり、二人で新たな家庭、水、環境を築いて行けるようにとの願いが込められているそうです。
正式な作法としては、両家の母親が挙式当日の朝、一番にそれぞれに汲んできたお水をそれぞれの器で持ち寄ります。
それからそのお水を仲人(立会人代表)が一つの器に入れ、両家の水を合わせ、これから2人でつくる新しい家庭の水として、列席者のまえで飲み干します。
また、水合わせの儀は人前式、神前式にて行われることが多いです。
現代では洋装の際には、アレンジを加え、お水の代りに新郎・新婦の地元の地酒や、地域で醸成されたワインを注ぎあったりすることもあります。
グラスを積み上げてシャンパンを注ぐ演出の「シャンパンタワー」のセレモニーも、水合わせの儀を派生したものといえますね。
さらに、現代風にアレンジしたものに、2種類の液体を混ぜ合わせることで化学反応を起こし、液体が発色・発光させる「ルミファンタジア」や、「アクアファンタジア「「シュクレファンタジー」「アクアイリュージョン」などと呼ばれる多くの演出があります。
ちなみに、水合わせの儀の起源についてですが、花嫁が嫁ぎ先にいち早くなれるためにも、嫁ぎ先の水に自身の故郷の水を合わせて、少しずつ慣れるために行ったのが、起源といわれています。
現代のように水道の環境が整っていると、各地で同じような水質の水が蛇口をひねれば、それこそ湯水のように上質の水が出てきますが、昔はその土地によって水質が異なったのでこのような、しきたりができたのでしょう。
また、この他にも「水が合う」とは、「嫁ぎ先の家庭に馴染む」「健康で幸せな家庭を築く」「新婦が実家は戻ることがない」という、願いを込めた意味も含められているようです。
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